Chapter.2 婚礼サービス市場の変遷と動向 市場の動向

ブライダル業界の市場規模

施設市場規模は約2兆円。関連市場も含めると、さらに有望市場

現在、結婚式の施設市場規模は約2兆円と推定しております。その根拠は、婚姻組数(厚生労働省「人口動態統計」)と挙式・披露宴の平均単価(結婚情報誌「ゼクシィ」リクルート発行)を乗じた額から算定したものです。また宝石や家具、旅行などの周辺ビジネスを加えるとさらに大きな市場規模となっております。

今後の市場動向

景況感の影響は限定的 結婚願望が強くなる傾向も

2009年の婚姻届出組数は707,824組(※1)となり、少子化が懸念される中、ここ数年は横ばいを維持しています。また晩婚化の進展に伴う結婚対象となる潜在人口の増加や、昨今の「婚活(※2)」ブームが追い風となっていること、さらには一生に一度の結婚式は景況感の影響が限定的で、単価が比較的安定していることから、結婚需要は当面底堅く推移すると考えております。
(※1)出典:「平成21年 人口動態統計(概況)」
(※2)結婚するために積極的に活動すること

ブライダル業界の市場シェア

高い付加価値の提供と対応力が成長のカギとなる

ブライダル業界は他の業界と異なり、大手数社が市場を寡占している状況ではなく、旧来型の結婚式を行っている企業も多数存在しております。
このような業界環境において、今後は企業の優勝劣敗が明確化すると考えられ、高い付加価値の提供、柔軟な対応力を有する企業は市場全体の動向に関係なく成長できる、そのようなチャンスが十分にある業界だと言えます。

「ハウスウェディング」の市場シェア

シェアの拡大と陳腐化リスク 簡単に真似されない舞台の提供で競争に打ち勝つ

当社の主な事業領域でもあるハウスウエディングは婚礼サービス市場においてそのシェアを急速に拡大してきています。しかし現在、多数の新規参入によりハウスウエディング形態の婚礼施設供給量が急速に拡大し、需要ギャップが生じ、競争激化と利幅の縮小がみられ始めてきていることも事実です。業界内の競争に打ち勝っていくためには、明確に差別化された、簡単に真似されない「舞台」を提供していくことが、より重要になってきています。