Person
人を知る

#09
心に残る感動は、人にしかつくれない。
ノバレーゼの「接客」で、心揺さぶる感動体験を
2008年 新卒入社
エグゼクティブプランナー
茂木 みよ子
接客という仕事の魅力に惹かれて、ブライダルの世界へ。

接客の楽しさに出会った大学時代。私はファストフード店で4年間アルバイトをしていました。当時は今のようにタッチパネルもなく、お客様一人ひとりに顔を合わせ、直接商品をお渡しするスタイル。その中で、お客様の表情を見ながら「どうしたらもっと喜んでもらえるだろう」と考える時間が、いつの間にか一番好きな時間になっていました。もっと長く、もっと深く人と関われる仕事がしたい。そう思ったとき、自然と興味を持ったのがブライダルの世界でした。就職活動の前に業界をしっかり知りたいと、大学と並行してブライダルの専門学校にも通うことに。そこで学んだのは、「プランナーの仕事は、決して華やかなことばかりじゃない」ということ。見積作成や発注作業など、平日は地道なデスクワークの連続。でも、土日の結婚式では今までお打合せを重ねたおふたりがドレスとタキシードを着て、今までで一番うれしそうな笑顔をして大切なゲストに囲まれている。それを一番近くでお手伝いできるあの時間は、私にとって最高のチャージタイムでもあるんです。そして結婚式を終えたお客様から「本当にやってよかった」と言っていただける。その言葉をもらえた時、どんな忙しさも、どんなプレッシャーも全部吹き飛ぶ。あの一言が、私の原動力です。ノバレーゼに入社して17年目の今、私はエグゼクティブプランナーという立場で働いています。プランナーの中でもトップの接客技術を持つ専門職であり、現場教育や新規のお客様のご案内を任される役割です。ノバレーゼの結婚式と新郎新婦様を繋ぐ仕事。私の案内や提案次第でおふたりの特別な一日をノバレーゼでお手伝いできるかどうかが決まる。でも自信をもってご案内できる会場があり、そこには信頼できる仲間がいる。そんなノバレーゼだからこそ、この仕事ができていると心から思っています。
仕事と家庭。仕事が大好きな私だからこそ、その両立は自分にとって挑戦だった

私が入社した当時は、ノバレーゼはまだまだ規模の小さいベンチャー企業。私自身もかなりがむしゃらに働いていた記憶があります。そんな生活を続けているなかで、結婚・出産という、私にとっての転機が訪れました。毎日仕事で120%の力を出し切る、そんな生活が当たり前だった私にとっては、仕事と家庭の両立はある意味で大きな挑戦でした。これまでと同じように大好きな仕事に全力投球したい、そう思っても、その仕事のやり方では身体がもたなくなってしまう。そんな事を考えている間に仕事のTODOに加え、家事育児のTODOが否応なしに舞い込んでくる。保っていたバランスが崩れそうになった時に助けられたのが、出産・子育て経験のある先輩スタッフの言葉でした。「全部一人で抱えなくていいんだよ」「ここは人に頼ろう」「今は家庭に時間を使おう」そんな風に、経験からくれる言葉がどれも優しくて、救いでした。またノバレーゼには、時短勤務や時間単位の有給など、フレキシブルに働ける制度も整っています。そうやって仲間や、会社に支えられているなと実感しているからこそ、私はその壁をもがいても、乗り越えてみようと前向きになれるのかなと思います。私たちの仕事は、チームでお客様の幸せをつくること。でも実は、そのチームのあたたかさに、私たちスタッフ自身も救われているんです。だからこそ、メンバー同士が自然と支え合い、成長を見守り合える関係性が生まれるんだと思います。仲間に力を注ぐことが、きっとお客様の幸せにもつながっていく——今は心からそう信じています。
“一定のクオリティ”のその先へ。人が届ける感動を、もっと。

会社が大きくなり、今やプランナーの仲間は全国に200人ほど。スタッフの数が増えるなかで、ノバレーゼの現場にはしっかりとしたマニュアルや教育体制が整いました。どの会場でも、どのスタッフでも、一定のクオリティを持ってお客様に向き合える。これは間違いなく、会社の成長の証です。けれど、“一定のクオリティ”で満足してしまうと、その先にある「自分だからできる提案」「自分にしかできない接客」にはなかなか辿り着けないのではないか、そんな想いを抱くようになったのです。今、目の前でお客様と向き合っているのは、若くて感性のあるプランナーたち。彼らが「こんな結婚式をつくりたい」と声をあげ、それが新しい商品やサービスに繋がっていくような、自発的な創造が生まれる環境をつくりたいと、心から思っています。また、結果として出る「数字」は「売上」ではなくて「お客様からの評価」だと思っています。“数字を追うあまり、お客様を置いていってしまう”ことがないように。“お客様のためだけに”動きすぎて、経営が傾くこともないように。そのバランスをとるのは、とても難しくて、でもとてもシンプルなことです。そして今、AIがあらゆることを可能にする時代だからこそ、私は信じています。人が人に届ける感動は、人にしかつくれないということを。一人ひとりの“想い”や“気づき”、それをもってお客様に寄り添える人材が、この会社にもっと増えていってほしい。ノバレーゼが、そんな「人の力」で感動を生み出せる場所であり続けられるように——私はその未来を、仲間たちと一緒につくっていきたいと思っています。