Person
人を知る

#12
見えない未来が気になった。
安定した環境から、好奇心に導かれ新天地へ
2023年 新卒入社
ドレスコーディネーター
金子 友香
「人と接する仕事がしたい」。服飾の専門大学から、ドレスコーディネーターへ

私は小さいころからクラシックバレエをやっていて、舞台衣装やドレスに興味を持ち、服飾の専門大学を選びました。授業でドレスを制作する機会もありましたが、作るより人前に出て話すことや、人と接することが好きな私は、女性なら人生のなかで一度は袖を通したいと考えるウエディングドレスに関わりたいなと、いつしか思うようになりました。それが、私がブライダル業界を目指すようになったきっかけです。ノバレーゼに入社して最初に配属されたのは、銀座店。そこは年次も経験もさまざまなスタッフが集まる場所で、特にこの道のベテランである大先輩の方々が多くいらっしゃいました。そんな環境の中で、先輩方はまるで母のような優しさと包容力で、私を温かく育ててくださいました。忙しい日々の中でも、総会(全社で集まるイベント)や飲み会などのイベントには全力で取り組む姿に、最初は正直、圧倒されました。でも、次第に「こんなふうに人生を楽しめるって、すごく素敵だな」と心から思うようになったんです。誰かのために全力を尽くし、尊敬できる仲間と働く――そんな私の理想が、この場所にはありました。そして、その理想はノバレーゼで出会った皆さんのおかげで、入社してすぐに叶えることができたんです。
人生一度きり。今しかできない挑戦のために、新店舗立ち上げに参加

充実した毎日を過ごしていた1年目の秋、私は新店舗への異動に自ら立候補しました。ノバレーゼには、年次に関係なく挑戦できる風土が根づいていて、手を挙げればチャンスを掴める環境があります。銀座店で全力を注ぐ日々のなかでも、成長の実感は確かにありました。ただある日ふと、「もっと想像を超える成長ができる場所があるのでは?」と、未来を見つめるようになったんです。新店の立ち上げがどんなものかは全くわからない。でも、だからこそ、やってみたい。見えない未来に飛び込むことが、今の自分には必要だと感じたんです。もともと私は「人生は一度きり。全力で。やらない後悔よりやる後悔」という信念を持っているタイプ(笑)このタイミングこそが挑戦のチャンスだと思い、迷わず手を挙げました。ちょうどその頃、それぞれの1年の仕事を振り返り、評価する「Nコン」という社内コンテストがありました。これは全社員が参加するもので、誰にでも輝く機会があるという、ノバレーゼらしさが詰まったイベントです。そのコンテストに向けた作文に、1年間で私が一番心に残った出来事、まるでお母さんのように温かく支えてくれた先輩たちへの想い、そして、仙台へ向かう覚悟を込めて綴りました。その結果、全国1位をいただくことができ、それがさらに私の自信となって、新店舗立ち上げに参加することへの後押しにもなったと思っています。
見えない未来に惹かれて、次はスペシャリストとしてのステージへ

私は、ウエディングの衣裳には特別な力があると信じています。いつもとは少し違う自分に出会えたり、自信を持てるようになったり——衣裳がもたらすその「変化」を、お客様に感じていただけたときが、何よりのやりがいです。ただ、お客様の感じ方や想いは本当に人それぞれで、そこに「これが正解」というものはありません。だからこそ、固定観念を持たずに向き合うことが大切だと感じています。1年目の頃、私が「かわいい」と思った衣裳を、お客様は「かっこいい」とおっしゃったことがありました。そのとき、価値観や捉え方の違いにハッとさせられました。そして、「この方だからこそできる接客がある」と強く実感したのです。目の前のお客様に全神経を集中させて、最善を尽くす。そのうえで「ありがとう」と笑顔で言っていただけた瞬間に、この仕事をしていて本当に良かったと感じます。仙台での経験も、かけがえのない思い出です。まだ会場が完成していない段階で、未来を信じて成約してくださったお客様たち。一緒に完成を待ちながら、試着や打ち合わせを重ねた日々は、私の宝物です。これからもその経験を胸に、ドレスのスペシャリストを目指して進み続けたいと思っています。このインタビューが掲載される頃には、きっと私は次のステージに立っているはず。まだ見ぬ未来にワクワクしながら、これからも挑戦を続けていきます。