Person
人を知る

#07
ノバレーゼは、世界に通じる企業になれる。
誰よりも人の可能性を信じているから
2003年 新卒入社
営業本部 副本部長 取締役執行役員
笹岡 知寿子
「絶対にこの人たちと働きたい」

私にとっての就職活動は、正直、社会科見学に近かった。実家が自営業だったこともあり、幼い頃から「起業」「経営」は、当たり前の選択肢。学生起業もしていたし、「自分はいつか会社を辞めて経営する」と思っていたんです。だから、就活を通じて大手からベンチャーまで色んな会社を知り、世の中のビジネスモデルを理解して、起業という道につながりそうな会社を選んでやる!くらいの気持ちでした(笑)そんな中で、たまたま説明会で出会ったのが、ノバレーゼ。当時はまだ立ち上がったばかりのベンチャーで、役員数名しかいない会社でした。でも、私はそこで出会った社員に衝撃を受けたんです。全員がキラキラした目で夢を語り、本気でこの会社を大きくしたい、社会によい影響を与えたいと考えていた。そして何よりも人の可能性を信じ、人を大切にしたいと思っていることがひしひしと伝わっていました。そんな社会人には他の説明会では出会ったことがなくて、私は「絶対にこの人たちと働きたい」と思いました。この人たちと同じくらい熱くありたい、そう働ける人生を選びたい。そうして、ノバレーゼの新卒1期生になるという選択肢を選んだのが、私の社会人生活のスタートです。そうして、入社1年目から南青山のドレスショップに配属。大事にしていたのは「お客様の立場に徹底的に立とう」そして、「自分自身が経営者ならどう判断するか」という考え。お客様にとって最高の一着を見つけるという意識が、数字と成果に結びついて、26歳でマネージャーに昇格し、28歳で中部支社長に昇格。いま思えば、最初は、順風満帆といえたのかもしれません。
私以上に、私を諦めなかったのは会社だった。

中部支社長就任後、成果が出せずに、ゼネラルマネージャーに降格。その後、ノバレーゼ韓国進出で副社長のチャンスを与えられたものの、ブライダル事業を開業できず撤退。日本に戻り、福岡エリアのゼネラルマネージャーをしましたがここでもスランプに陥り、思うような成果を出せず、ついには福岡のゼネラルマネジャーも外されることに。あまりに自分が成果を出し続けられない状態が続き、会社のために私は辞めたほうがいいのでは、と追い詰めたこともありましたが、「長野行って、チャレンジしてみろ」と言われ、ここで諦めてはならないと、歯を食いしばりながら、異動しました。長野に異動してからは、自分の仕事のやり方をもう一度見直しました。まず長野のメンバー一人ひとりと面談して、そのエリアの特性やお客様についてチームで話し合いをスタート。自分だけが考えるだけじゃなくて、全員の声をヒントに企画を考え、成果達成できるやり方が無いかを模索し続けました。過去の私は、自分一人で考え決断することばかりだった。仕事のスタイルを変えて、あり方を変えて、絶対に成功させようと必死でした。結果、アマンダンスカイ、という新しいチャペルにリニューアルすることをきっかけに、当時はまだ新しかった「少人数バンケット(※少人数のゲストを招いて行うかたちの披露宴)」を取り入れたことで、爆発的に成果が出始めました。当時は時代の先駆けでしたし、自然あふれながらプライベート感を感じられる空間は、新郎新婦に新しい価値を提供することになりました。でもこれが実現できたのは、間違いなく、一人ひとりのスタッフのおかげ。メンバーを巻き込み、ともに考えながら、成果を挙げるという面白さがやっと頭でも身体でも理解できた瞬間でした。うまく行かなかった4〜5年を振り返ると、私は成果が出ないことを「マーケットが」とか「式場に魅力がないから」と他責にしていたし、そういう点を見抜かれていた。きっと経営陣が何度も私を異動させたのは、「その姿勢を変えて、新しい場所でもう一度挑め」というメッセージだったのだろうと思います。会社が一番、私の可能性を信じて、何度もチャンスをくれていた。私以上に、私を諦めずにいてくれたノバレーゼには、感謝しかありません。
ノバレーゼを世界に通じるイノベーション企業にしたい。

私はノバレーゼを、世界に通じる企業にしたいと思っています。ブライダルという枠組みを超えて、もっともっと世界を湧かせるような体験をノバレーゼ発で創っていきたい。そのためには、会社が私にしてくれたように、メンバーの可能性を信じてたくさんのチャレンジの機会を設けていくべきだと思っています。事業の枠組みも、国境も取っ払って、多様な価値観のなかでイノベーションが起こりつづける、そういう会社にしていきたいです。そういう会社になるためには、爆発的に生産性を上げていくことも必要だ、と思っていて。私自身、現在は、子育てをしながら役員をする、ということにチャレンジしています。今までは時間も気にせず無我夢中でめちゃくちゃ働いていたので、最初は正直、成果を上げ続けながら役員なんて、無理なんじゃないかと思ったこともあった。でも、私がここで「無理です」なんていったら、未来永劫、子育てしながら役員という働き方ができない会社になってしまう。それって、メンバーの未来のキャリアを止めてしまうことになるし、ノバレーゼの進化を止めることになる。だから、私は止まらないし、諦めない。仕事の方法や、スタイルをどんどんアップデートして、どんな人でもずっと楽しく働き続けられる会社にするんだ、と意気込んで、楽しみながら挑戦しています。そういう一つひとつの働き方のイノベーションが、きっと、ノバレーゼを新たな成長のステージに連れて行くはず。そんな景色を誰よりも私が見たいとおもっています。